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上岡 史拓  -FUMIHIRO UEOKA-

言語:日本語、英語

1982年広島生まれ。山口、愛媛育ち。

2012年からベルギー在住。

「美しい花がある。花の美しさという様なものはない。」

日本思想界の巨人、小林秀雄。その巨人を巨人たらしめるこの言葉はFUMIの絵とはなんの関係もない。

「食べ物がなければ子供を売ってしまえ。」と、気だるくスィングするカート・コバーン必殺のナンバー “in broom” もFUMIの絵とはなんの関係もない。

当然、愛も平和も戦争もイデオロギーも宗教も経済も革命もブロックチェーンもtwitchもオルタナティブ通貨としてのアートもSNSもインスタグラムアカウントもFUMIの絵とはなんの関係もない。

日本画の基礎技術を通奏低音として鳴らすFUMIのグルーヴの美術を一言で表現するなら「無常」が相応しいであろう。しかしFUMIも私も「無常」という意味を理解することはない。多くの日本人がそうであるように。

私はFUMIの絵に何も感じない。感じないようにしているのかもしれない。私は生活の中で感じてばかりいる。何かを感じるのはもうたくさんだ、と感じているのかもしれない。世界にはそういう風に感じているいる人が果たしてどれくらいいるのだろう。FUMIの絵は何も感じないことを感じたいということ、何かを感じているのに何も感じないという事の混沌の中、空間を斬り裂く線と色彩で秩序をキープしようともがく地上400000m国際宇宙ステーションの軌道上で繰り広げられる綱渡りの失敗の最後のひきつった笑顔のジャンプだ。

つまり私はFUMIの絵に感じてばかりいるのであるが、セクシーが下手なのでここでペンを止める。

Can you feel it?

Katsuya Miyazaki aka DJ ZAKI